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じぃじへの報告~どら一族のハッピーライフ~

じぃじへの報告~どら一族のハッピーライフ~

2度目の告知

2月初旬、先生からの説明を受けました。

特に大きな変化はなく、良くも悪くもないという事。
先生が言うには、さほどの副作用もないので、
外来でこのまま抗癌剤を続けていくことを勧めると。
悪くなってないのを良しとみなすって。
本人はよかった~って喜んでる…
これでいいのかな~?って私は疑問に思っていた。

とりあえず、説明室を出て、部屋に戻りました。
お父さんの食事のお味噌汁温めていたら、
つかまえられたのです…T先生に。
母親に話をしたいみたいだったけど、部屋にいる母を今更呼べない。
結局、私が一人で聞いた。

お父さんに抗癌剤の効果はあまり見られなかったので
余命は半年から1年。
早く退院させて、少しでも家にいた方がいいと…。
重い空気が私の中に入ってきた。
どうしたらいいのか…。
何を話しても、無理なものは無理と言われる。
ほんと今思い出しても、患者の家族に対しての思いやりを感じられない。
セカンドオピニオンに行くので、紹介状とレントゲンを用意してほしいと依頼。
主治医の先生は快く引き受けてくださった。
が、横にいたT先生が一言…
「どこの病院行くの?」と半笑いで。
私達家族に少しでも希望を持たせてくれるようなことは、少しも言わなかった。

病室にもどった私は、パパから電話があったからと嘘をついた…
母親はすぐ何か話があったんだなと思ったそう。
じぃじはどう思ったのだろう…。

ばぁばには帰りの道中で話した。
かなり落ち込んでいる…っていうか、私もだけど。


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